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創刊にあたって

〜ボクノコトバ キミノコトバ〜

「どんぐり倶楽部のことを伝えたい!」でも、なかなか伝わらなくて。
一生懸命に話しているのに。知ってほしくて、わかってほしくて。

子どもたちに今一番必要なのは、
どんぐり倶楽部の教育の理念と学習方法だって。

でも、自分のコトバが通じなくて。 悔しくて、悲しくて。
ふと立ち止まって考えてみました。

私たち、 自分たちのコトバで語っているのかな?
私たちが語っているのは、 糸山先生のコトバではないのかな?
もしかしたら、だから、伝わらないのかも。 相手の心に響いていないのかも・・・。

もっともっと、自分たちのコトバで伝えよう!

子どもを信じることのすばらしさを。

何もさせなくていい、とわかった時に、 どれほど子育てが楽しくなったかを。

子どもたちがどのように変わり、 生き生きと自分たちで考え、遊び、 学び始めたかを。

十二歳までは なぜ考える力を育てることが大切なのかを。

考える力はどのように 育てることができるのかを。

私たち自身の、目の前にいる子どもたちを通して。

子どもたちを取り巻く 様々な環境が危機的にまでに悪化している今、
なぜどんぐり方式の子育てと 学習方法が大切なのかを。

そして、私たちの子育てと教育の目標を。

私たちはどのような子どもたちを 育てたいと思っているのかを。

私たちの思いを、 私たちのコトバで伝えるために、 コトノハ通信を創刊しました。

原稿執筆のお願いに快く応じてくださったみなさま、 本当にありがとうございました。
みなさんの思いが この冊子を目にした方々に届くことを、 心から祈っています。

糸山先生には、
「今は便利なものをつくる時ではなく、 本当に大切なことを記録しておく時です。」
とのお言葉を頂きました。

本当に大切なことを 書き留めることができたでしょうか。 少し不安です。

創刊号の特集は、「気がついた時がスタート」です。

どんぐり倶楽部を知った時だけが スタートなのではなくて、
どんぐり倶楽部を知ったから OKなのではなくて。

私たちは、何が最も大切なのかを思い出し、 子どもと、自分と、どう向き合うかを、
来る日も来る日も 覚悟しなおして生きていくのだと思います。

でも、それでいいんだ、 そんな不完全な自分でいいんだ、

とみなさんの文章を読んで、改めて思いました。
多くの仲間の存在に、感謝するばかりです。

2008年9月1日

コトノハ通信編集部  小出陽子


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